夢モデルわくわくストーリー

人と動物のよい関係作りを目指して ペットシッター 君塚勝人さん ペットシッタービンゴ

君塚勝人さん

人と動物の身近な存在(そんざい)「ペットシッター」

わたしの父は動物が大好きで,すてられた犬や猫(ねこ)を拾ってきてよく世話をしていました。そんな環境(かんきょう)で育ったので,小さいころから動物の世話を楽しいと感じていました。いつか動物にかかわることをしたいと考えてはいましたが,10年ほど動物とはまったく関係のない仕事をしていました。30歳(さい)を目の前に『自分の夢はなんだっただろうか?』とあらためて考えたとき,小さいころから動物の世話をすることと,人と接(せっ)することが大好きだったことを思い出したのです。そして,人と動物の身近な存在になれることを仕事にしようと思いたち,30歳を機にペットシッターを始めました。 ペットシッターは旅行や仕事などの理由で,一時的に動物の世話を頼(たの)みたい飼(か)い主さんの家に行って,動物の世話をするのが仕事です。時間は1時間や1週間などさまざまですが,人【飼い主さん】や動物の喜ぶ姿(すがた)が見たくて,短い時間でも自分ができることを精一杯(せいいっぱい)やるようにしています。
たとえば,歩けない老犬の世話をしたとき,マッサージやスキンシップをできるだけするようにしたことがあります。そうしたら,飼い主さんから「見違(ちが)えるように,犬の体調がよくなりました。」と喜びの言葉をいただいたのです。 人【飼い主さん】や動物の喜ぶ姿を近くで感じることができる,ペットシッターという仕事をしていてよかったと思う瞬間(しゅんかん)でした。

プレゼントをもらったような“わくわく・どきどき”

動物にも人間のように性格(せいかく)があります。その性格は,動物の種類や生活環境によってまちまちです。だから,初めて世話をする動物がいる家にうかがうとき『今回会う子【動物】の性格はどんなかな?』といつもわくわくします。その気持ちをたとえるならば,プレゼントをもらったときのような感じです。飼い主さんと顔を合わせて,「ここの部屋にいるので」と通され,ドアを開けるとき,まるでリボンをほどいてプレゼントを開けるときのような,“わくわく・どきどき”を感じるのです。ですから,仕事が忙(いそが)しければ忙しいほど,わたしはプレゼントをいっぱいもらったような気持ちになるのです。

人も動物も終生楽しくくらせるように

ペットシッターを始める前の話です。飼い主の引っ越し(ひっこし)で,大型犬が取り残された一軒家(いっけんや)がありました。その犬を世話する人がいないと聞いたので,会社の帰りにご飯をあげたり,散歩をしたりすることにしました。 ある日,いつものようにその家に行くと犬がいなくなっていたのです。近所の人に犬のことを聞くと,保健所(ほけんじょ)の人が来てその犬を連れていったのだといいます。保健所に引き取られた犬は,新しい飼い主が見つからないと殺されてしまいます。わたしは,その犬を助けたいと思い保健所にかけつけました。そこでは,明日,明後日と処分(しょぶん)を待つ犬たちが檻(おり)に分けられていて,その犬は明日の分の檻の中にいました。その犬を連れ出そうと思い,名前を呼(よ)びましたが動きません。よく見るとプルプル震(ふる)えているのです。きっと,殺されることがわかっていてこわかったのだと思います。 保健所から連れ出したあと,少しでもその犬を安心させてあげようと思いいつもの公園に連れていきました。公園に着くと初めて,しっぽを大きくふったり,おなかを見せたりして『助けてくれて本当にありがとう』という気持ちを体全体で表しました。その姿を見て,元気になってよかったと心から“ほっ”としました。
そのときは1ぴきの命を助けることができましたが,保健所には毎日たくさんの動物が引き取られ命を落としています。命の尊(とうと)さに人間も動物もありません。動物の命を人間のわがままで絶(た)ってしまうことはあってはならないことなのです。だから,わたしはペットシッター【人と動物の身近な存在】として飼い主さんのなやみを聞き,アドバイスをすることで,終生一緒(いっしょ)に楽しくくらせるような人と動物のよい関係作りのお手伝いをしていきたいと思っているのです。

小学生のころに好き
だったことを教えて!
  • わくわくしたこと:海へ遊びに行くこと
  • 得意だったこと:体育祭でリーダーをすること / 人を笑わせること
  • 好きだった教科:体育社会【日本史】

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