
子どものころ遊んだ野原をさがして

日本では数少ない,プロフェッショナルの自然案内人として活動しています。子どものころからよく近所の野原で遊んでいて,自然が大好きでした。でも,中学校に入ってからは,わざと自然から遠ざかっていましたね。暗い人だと思われたり,友だちができなくなったりするのがイヤだったので(笑)。そのまま高校,大学と進み,20歳(さい)くらいのときに,当時,まだ目(ま)新しかったマウンテンバイクを買い,『そうだ,昔遊んでいた野原で乗ろう』と思い立ったんです。でも,久(ひさ)しぶりに行ってみたら,野原や林がマンションや駐車場(ちゅうしゃじょう)に変わっていたんです。そこでハッとして,『慣(な)れ親(した)しんだ自然を守らなくては』と思ったのがこの仕事を始めた動機ですね。
ジャングル探検(たんけん)はスリルとわくわくでいっぱい!

以前,“象の出産を見届(とど)ける”というテレビの企画(きかく)があり,スリランカで象の群れを追っていました。ジャングルをジープで進んでいたのですが,角を曲がったしゅんかん,昔人間にいじめられたため人間にうらみを持っている,という象にバッタリ出くわしました。それまでにも何人かふみつぶされて亡(な)くなっているということだったので,すごくこわかったです。しかも,にげようにも車のタイヤがみぞにはまってしまい,車が動かなくなってしまったんです!そのときは,それまでの人生が走馬灯(そうまとう)のように頭をよぎりましたね。結局,地元の警察(けいさつ)官が空に向かって発砲(はっぽうし),象がひるんでいるすきにみんなで押(お)してタイヤをもどし,脱出(だっしゅつ)できたのですが,あのときはこわい目に会いながらも,すごくわくわくどきどきしましたね。
虫ぎらいの子が自然観察会で大変身!

東京近郊(きんこう)で毎日のように自然観察会を行なっていますが,虫をさわれない子がとても多いんです。郊外(こうがい)でキャンプしているときなど,虫がテントにいるだけで大さわぎしたり,泣いてしまったりする子もいるんですよ。でも,そんな子がキャンプを終えるころにはすっかり自然に打ち解(と)けて,オオカマキリをつかんで持ってきてくれたんです。そのときは『この子も自然に対して心を開いてくれたんだな』と,感動しましたね。自然の中にいると心が開かれて気持ちがゆったりしますから,その心のとびらを開くお手伝いができるのはとてもうれしいことです。
| 小学生のころに好き だったことを教えて! |
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| 関連情報 | プロ・ナチュラリスト佐々木 洋ブログ |



