夢モデルわくわくストーリー

すごい人の知恵(ちえ)を世の中に残す仕事 出版(しゅっぱん)コンサルティング 土井英司さん

土井英司さん

おもしろい社長のメッセージと知恵を伝えたくて

父が会社の経営(けいえい)をやっていたので,小さいころから,父のところに来る社長さんとお話しをする機会がありました。母も父の事務所(じむしょ)で働いていたので,学校から帰っても家にはだれもいない。やがて,両親のいる事務所に遊びに行くのが日課となりました。そこで聞いた社長さんたちの波乱万丈(はらんばんじょう)の人生は,子どもだったぼくにとって,下手(へた)な小説や漫画(まんが)よりもおもしろかったのです。小さいころから本が好きだったということもあり,気がついたら出版の仕事についていました。それも,社長さんたちを主役にする,ビジネス書です。日本にはおもしろい社長さんがたくさんいます。かれらのメッセージと知恵を伝えたくて,自分で会社を作りました。

知られていないすごい人を有名にする仕事

自分が手がけた著者(ちょしゃ)の本が書店に並(なら)んだときと,まったく無名だった著者が有名になって,テレビやラジオ,雑誌(ざっし),新聞などに出ているのを見たとき,すごくわくわくします。世の中には,本当はすごい仕事をしているのに,まわりに知られていない人がたくさんいます。インターネットでみかんを日本一売る人,みんながテレビドラマで見ている主人公のお部屋をデザインする人,大人気の靴(くつ)ブランドを世の中に出した人……。こんな人たちに,書き方や話し方を教え,有名人にするのがぼくの仕事です。ぼくは家でポテトチップスをかじりながらテレビを見ているだけですが,そこにお世話した人が出るのが,何よりの楽しみです。

最後の親孝行(おやこうこう)

ぼくが著(あらわ)した『伝説の社員になれ!』という本がベストセラーになったとき,地元秋田の『秋田魁新報(さきがけしんぽう)』という新聞社からの取材の依頼(いらい)を受け,2007年(平成19)10月26日の朝刊(ちょうかん)一面に,大きくぼくの顔がのりました。ずっと病気でふせっていた実家の父が,この記事を読んで,とつぜん元気になり,うれしさのあまり新聞をたくさん買ったそうです。そのわずか4日後のことでした。大好きだった父が,この世を去ったのです。最初で最後の親孝行でした。おそらくぼくが出版の仕事をしていなかったら,こんなことはできなかったと思います。本を書いたり,メディアに出たりすれば,遠くにいる人にも自分が元気でがんばっていることを伝えられます。そして人をはげますことができるのです。 これからは日本じゅうの人を元気にできるよう,いろいろな人の本を作っていきたいと思います。

小学生のころに好き
だったことを教えて!
  • わくわくしたこと:虫とり / 社長さんの武勇(ぶゆう)伝取材 / グリム童話
  • 得意だったこと:作文 / スピーチ
  • 好きだった教科:国語体育音楽
関連情報 エリエス・ブック・コンサルティング

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