夢モデルわくわくストーリー

爪をきれいにすることでの感動を多くの人に伝えたい ネイルアーティスト 中川康代さん 有限会社アトリエワイズ社長

中川康代さん

自分が本当にやりたいことを見つけた

結婚(けっこん)と同時に専業主婦(せんぎょうしゅふ)になったわたしは,その自由な生活を楽しみながらも,何か物足りなさを感じていました。その気持ちは日ごとに大きくなり,熱中できるものに出会いたい,社会に必要とされる存在(そんざい)でありつづけたいと強く思うようになりました。
そして,あいた時間に自分が本当にやりたいことを見つける“夢さがし”をはじめたのです。 その夢さがしの中で,たまたま行ったネイルサロン【爪のおしゃれや手入れをする美容(びよう)室】でのことでした。その当時,爪に細工をすることはめずらしいことで,わたし自身どのようなことをやってもらえるかわからないままネイルサロンを訪(おとず)れました。ネイルケア【爪を健康に美しく保(たも)つための手入れ】やネイルアート【爪に小さな人工宝石(ほうせき)をかざったり,模様(もよう)をかいたり】をしてもらって,出来上がった爪を見たとき,今まで見たことがないくらいきれいな爪に仕上がっていて,心が明るくなり,身体中に自信があふれてくるのを感じました。
指先の爪というほんのわずかな部分をきれいにしているかどうかで,これだけ心の状態(じょうたい)が変わることに気づき,感動しました。
この感動を今度は自分がだれかにあたえられる立場になれたら,どんなにすばらしいことだろうかと考え,ネイルアーティストになろうと思ったのです。

だれかのためにが大きな力に

ネイルアーティストになり,多くの人に“爪をきれいにすることでの感動”を伝えたいと思い,自宅(じたく)のわずか6畳(じょう)というせまい部屋でネイルサロンとネイルスクール【爪の手入れなどを勉強する学校】をひとりではじめました。
当初は,この仕事に関わっていること自体が楽しかったので,スタッフをかかえてまでネイルサロンを経営(けいえい)することは考えていませんでした。けれども,スクールを卒業した生徒さんたちから,「中川先生のところで働きたい!」という熱い声をいただくようになり,その声に応(こた)えたいと思うようになりました。しかし,お金もないし,実績(じっせき)もないネイルサロンが,すぐに何人ものスタッフが働けるような店ぽを持つことは不可能(ふかのう)だろうと思いました。
そこで,まずは店ぽを持つのではなく,1回限(かぎ)りのイベントをさせてもらえるようにデパートへえいぎょうに出かけました。『スクールを卒業して,わたしのところで働きたがっている生徒さんたちに,活やくする場所を提供(ていきょう)したい!』そんな一心でした。 えいぎょうが成功し,ネイルのイベントがじっしできると決まったときは,生徒さんたちと手を取り合って喜びました。そして,初日からおどろくくらいの数のお客さまにおこしいただけたのです。
わたしをつき動かしたのは,生徒さんたちの熱意でした。人は自分のためじゃなく,だれかのために動くとき,とても大きな力を出すことができるのです。その力は,ひとりでは不可能だと思っていたことも可能に変えてしまうくらい大きなものなのだと感じ,わくわくしました。

お客さまからの温かい言葉にはげまされて

これまでのネイルアーティストへの道のりは簡単(かんたん)なものではありませんでした。それでも,ネイルアーティストという仕事をつづけてこられたのは,この仕事が楽しいという気持ちと,大変な状況(じょうきょう)になると必ず救ってくれる人にめぐまれたからなのです。
ひとりでネイルサロンを開いたばかりのころ,本当につらい出来事がつづいた時期がありました。『辞めたい・・・・・・。』そんな気持ちに追いこまれたとき,お客さまにこんなことを言われました。
「仕事や人間関係でいやなことがあっても,ここに来て爪をきれいにすると,気持ちを切りかえられる。がんばってつづけてね,中川さん!」
わたしは涙(なみだ)があふれてきて,「ええ,がんばります。」といいながら,顔を上げられなかったことを思い出します。 言葉では表現(ひょうげん)できないくらい,その温かいひと言にはげまされました。そして,そう思ってくださるお客さまがいる限(かぎ)り,このネイルサロンをつづけていこうと強く決心したのです。

小学生のころに好き
だったことを教えて!
  • わくわくしたこと:楽しいことをみんなで考えて実行できたとき。
  • 得意だったこと:絵をかくこと【何度か賞をもらいました】
  • 好きだった教科:国語図画工作
関連情報 アトリエワイズ

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