
きっかけは「おしゃれが大好き!」

中学生のころは,絵をかくことが大好きでした。おしゃれも大好きで,限られたおこづかいの中で服を買って,それをぬったり破いたりして自分なりにくふうして着こなしていましたね。高校に入ってもファッションショーのビデオなどをよく見ていたのですが,そのショーに出てくるメイクに感動し“自分もこういうメイクがしてみたい!”と,ヘアメイクアーティストへの道を志(こころ)ざしました。専門(せんもん)学校に通い,またモデルをしながらほぼ独学(どくがく)で勉強。“自分は不器用なほうなので,人の100倍がんばらなきゃ” と,寝(ね)る間もおしんで練習したんですよ。
さつえい前にイメージトレーニング

あこがれのカメラマンさんといっしょに組めたときはすごく楽しみです。さつえいの大体のカットや手順が決まったら,ああしようかな,こうしようかなとイメージをふくらませます。そうやって考えている時間がいちばんわくわくしますね。作品をつくるには,モデルさんや衣装(いしょう),場所などのシチュエーション【場面設定(せってい)】がすごく大事ですが,まったく同じシチュエーションでさつえいできることは二度とないんです。そんなきんちょう感の中でいい作品がとれるとうれしいし,“やっぱりすばらしいカメラマンさんだな”と思いますね。
たくさんのはく手に感激(かんげき)

特にコレクションのヘアメイクは,たとえて言うなら花火のよう。打ち上げる前はすごく楽しみで,上ったときにはすごくはなやかできれいで,終わったあとは少しさびしさが残るんです。コレクションでは,メイクにはく手が起こることはあまりないのですが,大きなコレクションを手がけて大成功をおさめ,大かっさいを浴びたりしたことがあります。また,広告『宝(たから)くじ』のスチール写真のメイクをしたとき,モデルさんがヘアメイクルームから出たしゅんかん,クライアント【依頼(いらい)者】さんから「すばらしい!」と言われ,そのときは感謝(かんしゃ)と感動で胸(むね)がいっぱいになり,スタッフみんなでだき合って喜びました。



