夢モデルわくわくストーリー

夢がなくたってだいじょうぶ。今,目の前にいる人を楽しませよう! 香取感動マネジメント 香取 貴信さん

香取 貴信さん

東京ディズニーランドで働いた経験

ぼくは,中学生のころ不良だったんだけど,高校1年生のときオープン4年目のディズニーランドで働くことになり,『働くこと』や『教えること』,『本当のサービスとは……』なんてことを考えるようになったんだ。そして,ディズニーランドで学んだ【社会人として大切なこと】をまとめて本として出版(しゅっぱん)することになり,それから人を喜ばせること,感動させることを仕事にして,今がんばっているところです。
もともと,ぼくには何かを成しとげたいとか,あんなふうになりたいとか具体的な夢はなかったんだ。ディズニーランドで働くようになったきっかけも,家から近かったことや,かの女がディズニー好きだったからというもので……。それに,ディズニーランドで教わったことが本になったのも,本を書きたいって思ったわけでもなかったんだ。だから「あなたの夢は何ですか?」って聞かれることがいちばん苦しかった。そんな自分でも,思い出すと1つだけずっと変らないことがあることがわかった。それはね,今,目の前にあることをとにかく楽しくしたいってことだった。ディズニーランドでジャングルクルーズの船長をやっていたときも,乗ってくれた人が「おもしろかった!」って言ってほしくてがんばってた。それから,本を書くということになったときも,読んでくれた人が笑ってほしいって思って書いていたし,その後,多くの人の前で話をするようになったときも,聞いてくれた人を楽しませたいって思ってやっていた。これだけは今までも,そしてこれからも変らないと思う。だから,これからも,今,自分のできることをアホのように楽しんで,相手に笑ってもらいたいと思ってま~す。

目の前の人のえがおをイメージするだけで……

きっと,どんな仕事であれ,だれかの役に立っています。その役に立ったり,幸せに貢献(こうけん)したりすることができるのが“志事(しごと)”【お金をもらっている仕事ばかりじゃない意味でこの漢字を使っています】です。自分が仕事をしていて本当にわくわくするのは,目の前の人がえがおになったときです。人間のえがおって素敵(すてき)です。だって,そのえがおはその人にしかできないし,同じ顔は無いわけで,父ちゃん母ちゃんからもらったその顔のいちばんかがやくのが,えがおですもんね。だから,ぼくは目の前の人がえがおになってくれるとうれしくってたまりません。『本当にこの仕事をしていて良かったなぁ』ってわくわくします。たとえば,父ちゃんの靴(くつ)をみがいてみてください。父ちゃんがそれに気づいたときの表情を想像(そうぞう)してみるとわくわくするよね。母ちゃんのお手伝いをしてみてください。母ちゃんが「ありがとう」って言いながらえがおで見てくれるとわくわくするよね。ほら,これは,お金をもらっている仕事だけじゃないでしょっ!!

だれかの“最幸(さいこう)”【最高に素晴らしく幸せな意味で】の思い出に!

東京ディズニーランドには,いろいろな人が遊びに来てくれます。その中で忘(わす)れられないのが,難病であと半年の命と,余命宣告(よめいせんこく)を受けて,遊びに来てくれた当時5歳(さい)のタカシ君です。当然病気だから乗れないアトラクションもある。それでも乗れるアトラクションで楽しんでくれて,最後に利用してくれたのが,シンデレラ城ミステリーツアーでした。そこでは,ディズニーの悪者をやっつけようっていうアトラクションで,最後には悪の大王を伝説の光の剣(つるぎ)でやっつけます。タカシ君はお父さんにだっこされながら光の剣で悪者をやっつけてくれました。そしてそのお礼に東京ディズニーランドからはヒーローメダルを首に下げてあげるのですが,タカシ君は下げてもらったメダルを最後までひとときもはずさず,病院ではみんなにじまんしてくれていたそうです。そして時間が過ぎ,タカシ君は天国へ……。お母さんからいただいた手紙の最後にはこう書いてありました。『たしかに5歳というのは短い一生だったかもしれません。でもあのとき,東京ディズニーランドに行った思い出は,タカシにとってもわたしたちにとっても,一生の思い出になりました。』自分がやっていることは毎日同じことのくり返し,当たり前のことの連続でも,目の前にいる人は昨日とちがう。だから今できることを全力でやろうと決めた。こんな自分でもだれかの最幸の思い出に貢献できると信じて!!

小学生のころに好き
だったことを教えて!
  • わくわくしたこと:先生にいたずらすること
  • 得意だったこと:先生の物まね / 水泳
  • 好きだった教科:体育音楽
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