夢モデルわくわくストーリー

使命は救命率(りつ)を上げること 救急救命士 鈴木 幸夫さん 富津市消防本部

鈴木 幸夫さん

目の前で人が亡(な)くなるのはもうイヤだ!

18歳(さい)のころから消防(しょうぼう)隊に所属(しょぞく)しており,火災(かさい)の食い止めや人命救助などに当たっていました。救急救命士をめざしたきっかけは,消防の救急隊として出動した際(さい)に,何度か人が心肺(しんぱい)停止するしゅんかんを目(ま)の当たりにしたことです。しばらく「自分にもっと高度な救命処置(しょち)ができたらあの人たちは助けられたんじゃないか」と自問自答する日々を送っていましたね。そんなやさきの1991年(平成3)に“救急救命士法”という法律(ほうりつ)が成立・施行(しこう)され,資格(しかく)を取れば救急救命処置ができるようになったのです。そしてその後,救急救命士の養成所に入り,国家試験に合格(ごうかく)。ベストな処置がほどこせるよう,現在(げんざい)も勉強の毎日です。

AEDが広まれば多くの命が救える!

最近では,一般(いっぱん)市民の方を対象にしたAED【自動体外式除細動器=心臓(しんぞう)に電気ショックをあたえるもの】の講習会の講師なども務(つと)めています。救急救命士のとう着までにはある程度の時間がかかってしまいます。でも,AEDの使い方や心肺蘇生(しんぱいそせい)法を広めることによって,こわがらずにすばやく応急処置(おうきゅうしょち)に当たってくれる人が増(ふ)えれば,助かる患者さんは増えるはず。1人でも多くの人が応急処置をできるようになること,また1人でも多くの患者さんの命が救われることをいのりながら,講習会を開いています。終了(しゅうりょう)後に「今までは何をしていいかわからなかったけど,これからはたおれた人を見たら手当てをします」などと声をかけてもらったときは,講習会を開いてよかったなと思いますね。

講習を受けた市民が人の命を救った!

ある日,1通の手紙が届(とど)きました。差出人は,以前講習会で教えたことのある一般の方でした。読んでみると,「おもちをのどにつまらせて呼吸(こきゅう)ができなくなりたおれてしまった人がいたので,講習を思い出して応急処置をしたら無事助けることができました。講習を受けてよかったです」という内容(ないよう)のお礼状でした。わたしは直接(ちょくせつ)はかかわっていないのですが,力になれたな,ととてもうれしかったですね。以前は,心肺停止状態(じょうたい)になってしまってから病院に運びこまれると自分の足で歩いて帰れる人はまずいなかったんです。でも,いまはすぐにAEDを使った場合,救急隊のとう着時には心肺機能(きのう)が回復(かいふく)していることが多く,たくさんの患者さんが社会復帰(ふっき)しています。かげながらそのお手伝いができればとても幸せです。

小学生のころに好き
だったことを教えて!
  • わくわくしたこと:ザリガニつり
  • 得意だったこと:剣道(けんどう)
  • 好きだった教科:理科【特に実験】

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