
大けがで知った体の大切さ

29歳(さい)のときバイクで事故(じこ)にあい,3か月におよぶ入院期間のほとんどをねたきりで過(す)ごすという大けがをしました。それまで体について考えたことはなかったのですが,けがを負ったことで痛(いた)く苦しい思いをたくさんし,体の大切さに気づいたのです。退院(たいいん)後まだ体調がもどらず,身近な人のアドバイスから整体に通うことに。このとき体が元気になっていくうれしさと,たくさんの人に『ありがとう』という気持ちがわき始めました。『体を元気にするっていいな。自分もこの仕事を一生の仕事にしたい!』そう思ったのです。
体が元気になると心も元気になる!

下は0歳から上は93歳まで,今まで5,000人近くの人がぼくの整体を受けにきてくれました。最初は元気がなくニコリともしなかった人が,治療(ちりょう)後,明るいえがおで「ありがとう!」と言って元気に出ていく姿(すがた)を見るのは何度経験(けいけん)してもうれしいですね。言われたぼくまでだれかに感謝(かんしゃ)したくなるからふしぎです。体が元気になると心も元気になります。また自然と感謝の気持ちが生まれてきます。ぼくの勝手な想像(そうぞう)ですが,元気を取りもどした患者(かんじゃ)さんのそばにいる家族や友だちにまで,その「ありがとう!」が広がっていく気がして思わずわくわくしてしまうのです。
命のかけ橋

これを読んでいるあなたも,そしてぼくも,お母さんのおなかから生まれてきました。当たり前のようだけど,でも赤ちゃんがおなかにくるというのはそんなに簡単(かんたん)なことではありません。ぼくの整体ルームには肩(かた)こりや腰痛(ようつう)を改善(かいぜん)したいという人も多いですが,赤ちゃんをむかえるために必要な“生理”になやみ訪(おとず)れる人もいます。『なんとか赤ちゃんとのかけ橋を作ってあげたい』そんな思いで治療(ちりょう)にあたります。そして「先生,生理がきました!」との報告(ほうこく)を受けるとぼくまでジーンときてしまいます。だって,そう話すかの女たちは本当にうれしそうだから。



