夢モデルわくわくストーリー

患者(かんじゃ)さんが心地よく過(す)ごせるように 看護師(かんごし) 稲葉 千秋さん 重城病院

稲葉 千秋さん

人のためになる仕事がしたい!

子どものころは体が弱くて病院に行くことが多かったので,“病院関係の仕事をしたい”と,なんとなく思っていました。でも,深く考えた時期はなかったんです。この仕事についた直接(ちょくせつ)のきっかけは,主婦(しゅふ)や事務(じむ)の仕事を経(へ)て,看護師の助手であるヘルパーになったこと。もともと人の世話をするのが好きで,人のためになる仕事がしたかったので,自分にピッタリだと思いました。でも,ヘルパーをしているうちにもっと上をめざしたくなり,また資格(しかく)をとったほうが一生の仕事としてつづけられるなと思い,看護師をめざしたのです。

“看”の意味は「手と目で看(み)ること」

看護師としていちばんうれしいのは,患者さんが回復(かいふく)して元気に退院(たいいん)していくこと。でも,患者さんみんなが必ずしもすぐに退院できるわけではありません。寝(ね)たきりの患者さんや,意識(いしき)がなかったり,しゃべれなかったりして自分がうったえたいことを伝えられない患者さんもたくさんいるのです。そんな患者さんたちをしっかり見て,手でふれて“この人は暑そうだな”と布団(ふとん)の枚(まい)数を調整するなど,その人や状況(じょうきょう)にあったケアを提供(ていきょう)するように心がけています。また,より快適(かいてき)なケアを考えたことが感謝(かんしゃ)され,うれしかったこともあります。寝たきりの患者さんの場合は「床(とこ)ずれ」のケアも重要です。同じところに体重がかかりすぎないようこまめに体勢(たいせい)を変えに行っていたにもかかわらず,重度の床ずれになやまされていた患者さんがいました。ほかの方法はないか考えて,血行をよくするマッサージを行なってみたところ,みるみるうちに症状(しょうじょう)が改善(かいぜん)。患者さんにも「ずいぶん楽になったよ。わたしのために,ありがとうね。」と言ってもらえました。そういう言葉をかけてもらえると,うれしくて,“もっと快適に過ごしてもらえるようなケアを考えよう”とがんばれるんです。

イメージトレーニングの成果で患者さんを救えた!

医師(いし)の助手も看護師の大事な役目です。一分一秒を争う事態(じたい)もありますから,自分が間ちがえて先生の手を止めてしまったら大変なことになってしまいます。どんなときも迷(まよ)わず対応(たいおう)できるように,常(つね)日ごろから「患者さんに急な容態(ようだい)の変化があったらどう対応すれば良いか」とイメージトレーニングをしているんですよ。そのかいあって,1年ほど前に,肺(はい)がんの患者さんが急に自力で呼吸(こきゅう)ができなくなってしまったときにも,気管そう管【気管に「気管内チューブ」をそう入してかん気を行う気道確保(かくほ)方法】で手ぎわよく助手を務(つと)めることができ,患者さんが一命をとりとめたことがあり,すごくうれしかったです。イメージトレーニングで,用意しておくものや先生に道具を渡(わた)す手順などを具体的に想像していたのが役に立ちました。イメージトレーニングを始めてから“絶対(ぜったい)この患者さんは助かるんだ”と自信を持ってのぞむことができるようになりましたね。

小学生のころに好き
だったことを教えて!
  • わくわくしたこと:学校に行くこと
  • 得意だったこと:逆(さか)立ち
  • 好きだった教科:国語

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