夢モデルわくわくストーリー

お客さまに「おいしい」と言われることが喜びに パン職人(しょくにん) 徳永 久美子さん ベッカライ徳多朗【ベーカリーショップ】

徳永 久美子さん

調理師(ちょうりし)学校の卒業旅行で出会ったパン

小学校低学年のころから食べ物と料理に興味(きょうみ)を持ち,家族のごはんやお菓子(かし)を作るのが楽しみでした。料理に関係ある仕事がしたいと思い,短大で栄養士の資格(しかく)を取り,調理師学校で調理師の資格を取りました。パンとの出会いは調理師学校の卒業旅行。ヨーロッパを回ったのですが,当時は日本にあまりなかった,食事用のシンプルなパンのおいしさを発見したのです。訪(たず)ねた国々で,その土地の食べ物とパンがよく合っていたことが印象的でした。卒業後は日本料理の道に進もうと思っていたのですが,ヨーロッパで食べたようなパンを日本でも作りたいと考え,パン屋さんで修業(しゅぎょう)することに。そして,23歳(さい)のときに自分の店を開いたのです。

おいしいパンが焼けたときの満足感

わたしには3人の子どもがいますが,毎日作っているパンも自分の子どもと同じように感じています。子どもの成長を見てわくわくするのと同じように,パンを生地から焼き上がるまで,手をかけて作り上げる作業にも日々わくわくしています。特に,約10年前に初めて天然酵母(こうぼ)【化学薬品を使わずに自然発こうさせる種】にチャレンジし,うまく焼けたときは本当にうれしい気持ちになりました。天然酵母は発こうのさせ方がとても難(むずか)しく,その日の天気や気温,粉の種類やこね方などでも状態(じょうたい)がぜんぜんちがってきます。発こうも成型も,その生地にとって,ほど良い加減(かげん)を見つけてあげることが大切で,そのポイントがつかめてくると,作りながらパン生地と会話しているような気持ちになります。これがパンづくりの醍醐味(だいごみ)なのです。

お客さまとの毎日のふれあい

東京のパン屋さんでの修業時代は,始発電車で出勤(しゅっきん)し,終電で帰るようなハードな毎日でした。そんな修業の場で今の主人と出会い,1990年にいっしょに横浜(よこはま)でパン屋「ベッカライ徳多朗(とくたろう)」をオープン。そのときに主人と話し合ったのは,「ヨーロッパで見たような近所の人に愛される,人々の暮(く)らしにとけこんだパン屋になりたいね」ということでした。それから17年間,数え切れないほどの感動のできごとがありましたが,期待と不安の入り混(ま)じる中,お店をオープンした日に,信じられないほどたくさんのお客さんがお店に来てくれたことは今も忘(わす)れられません。それから,今日に至(いた)るまで,毎日,いろいろなお客さんとのふれ合いがあり,「この店のパンは本当においしいね」と言っていただくと,“この仕事を選んでよかった”と実感します。

小学生のころに好き
だったことを教えて!
  • わくわくしたこと:おつかいに行き,いきの良い野菜や魚を見たりすること【小学生時代から家族のごはんを作っていた】
  • 得意だったこと:料理 / 手芸
  • 好きだった教科:図画工作

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