夢モデルわくわくストーリー

日本人の世界観を広げる“旅の案内人” 旅行会社の経営(けいえい) 松永 弘充さん 株式会社ピース・イン・ツアー 社長

松永 弘充さん

海外旅行で世界観を広げてほしい

大学に通っていた21歳(さい)のころ,「ピースボート」という国際交流を目的としたNGO(エヌジーオー)のスタッフとして,世界各地をめぐる船旅の運営(うんえい)にたずさわりました。アジア太平洋戦争の跡地(あとち)を訪(たず)ねる旅では,授業(じゅぎょう)では学ぶことができなかった歴史の現場(げんば)を訪(おとず)れ,被(ひ)害者から戦争体験の話を聞く機会を持ち,生きた歴史を学ぶことの大切さを知りました。しかし,その一方で,当時アジアを旅行する多くの日本人団体(だんたい)旅行者の,現地(げんち)の人々を見下した行動が問題になっていました。せっかく海外への旅がその国の歴史や文化を知る良い機会となるのに,『日本人旅行者は何をやっているのだ!』といかりを覚えたのと同時に,海外を訪れることによって,『世界観が広がるような旅を提案(ていあん)したい』と思い,26歳のときに旅行会社を設立(せつりつ)しました。

訪れた人の人生観を変えるような旅にかかわれる喜び

現在(げんざい),テレビでは海外の文化や暮(く)らしがたびたびしょうかいされています。わたしたちは番組を見ることで海外へ行った気分になり,感動を味わうことができます。しかし,それらは実際(じっさい)に自分が目にし,体験したわけではありません。わたしの会社では,海外旅行で世界観や価値(かち)観を広げることを目的とした「スタディーツアー」をじっししています。たとえば,ベトナムやカンボジアの孤児(こじ)(いん)を訪れ,子どもたちとの交流を通じて,その国のかかえている問題を自分自身で体感することができるのです。帰国後,ツアーに参加した多くの方から「このツアーに参加して人生観が変わった」という手紙をいただくと,わたしまでうれしい気持ちになります。

海外旅行は学びの宝庫(ほうこ)

あるとき,わたしの会社で90代のお客さまのカンボジア旅行を手配しました。年れいが年れいだけに,現地のスタッフにも細心の注意をはらって対応(たいおう)してほしいとお願いしたところ,現地のガイドやドライバーたちがわれ先にと車いすを押(お)し,乗り降(お)りの手伝いをするなど一生懸命(けんめい)お世話をしてくれたことを知り,とてもうれしく思いました。さらに,それらの行動は,仕事上の義務(ぎむ)感だけではなく,年配の方に良い行いをすると自分自身が徳(とく)を積むという仏教(ぶっきょう)国ならではの考えから来ていることを知り,とても感動しました。このようにさまざまな世界観や価値(かち)観を発見できるのが,海外旅行のよさだと思います。

小学生のころに好き
だったことを教えて!
  • わくわくしたこと:出身地である京都(きょうと)の山や川で友だちと遊んだこと
  • 得意だったこと:走ったり,体を動かしたりすること
  • 好きだった教科:国語
関連情報 株式会社ピース・イン・ツアー

ページの先頭へもどる